『シヴィライゼーション VI 文明の興亡』: クリーを導くパウンドメーカー

パウンドメーカー (ピティクワハナピウィン) はクリー族が危機に瀕していた当時の長です。カナダ政府との和平、そして民族の生き残りに全身全霊をかけましたが、望みなき話し合いに臨まざるをえず、その結果を不当に糾弾され、裏切り者の汚名を着せられてしまった人物です。

パウンドメーカーは腕の良いバイソン呼び (バイソンを囲いの中に呼び込む者) として、実利的かつ部族に与える精神的重要性という観点から、民間で深く尊敬されていました。同時に、彼は素晴らしい演説家でもあったので、優れた指導者になると多くの者から思われてもいました。

1873年、パウンドメーカーは31歳でブラックフット族の指導者クロウフットの養子になります。クロウフットはクリー族とブラックフット族の和解をはじめ、悲惨な争いと対立の時代に終止符を打った人物です。パウンドメーカーは「細足のオオカミ」 (マコイコヒン) という名を与えられ、数年にわたってブラックフット族と生活を共にしました。これによって彼の立場はクリー族とブラックフット族の両方で高まったのです。

3年後、クリー族はカナダ政府との間の条約に深く巻き込まれます。パウンドメーカーは懐疑派の筆頭として、条件の一部に異議を唱えました。彼は飢餓条項の導入と、クリー族が農業や交易を学ぶための支援を求めたのです。当初は居留地に疑念を抱き、そこで暮らすことを渋っていたパウンドメーカーでしたが、やがて農耕によって自給自足するすべを身につけるため、あらゆる努力を惜しまなくなります。政府からの配給に頼ることを彼は好しとしなかったのです。

1881年、パウンドメーカーはカナダ総督の通訳兼案内役をバトルフォードからカルガリーまで務めました。このときのパウンドメーカーの非暴力思想と文化的知識に、総督一行は大いに感銘を受けたといわれています。彼はこの旅の間に、同胞に対して公然と平和を促すようになったのです。

しかし彼の平和への尽力は、その後試練に直面します。1883年、物的支援の不足、担当省庁の人員削減、そして1884年にかけて起きた冬の厳しさにより、飢えと自暴自棄が先住民の間に蔓延したのです。1884年6月、クリーの指導者ビッグ・ベア率いる勢力を含めた主戦派が集結し、状況を話し合うべくパウンドメーカーの居留地で「サーストダンス」の儀式がはじまりました。

その後数年に渡って、クリー族と政府軍の間で衝突が増え、緊張が高まりました。そして1885年5月2日の朝、パウンドメーカーこそが反乱の首謀者であると考えていたオッター中佐率いる政府軍が、パウンドメーカーの野営地を襲撃しました。しかし激しい戦闘の末、オッターは退却を余儀なくされました。クリー族とストーニー族の戦士たちは敵を追撃しようとしましたが、パウンドメーカーがそれを阻んだため、さらなる流血は避けられました。その後、同胞たちが政府軍の補給部隊を襲って物資を手に入れた際も、パウンドメーカーは御者たちが殺されないよう手を尽くしたのです。

しかし事態を収拾しようとして近くの砦に入ったとたん、パウンドメーカーたちは政府反逆罪によって拘束されてしまいます。3年の禁固刑を言い渡されたパウンドメーカーは、ストーニー・マウンテン刑務所で1年服役したあと仮釈放されましたが、刑務所暮らしで彼は肉体的にも精神的にもボロボロになっていました。それから間もなく、ブラックフットの居留地に養父クロウフットを訪ねる途中、肺出血によってパウンドメーカーはこの世を去りました。

そんなパウンドメーカーの歴史的評価は、クリー族と政府の間に永続的かつ公正な平和を築こうとしつづけた態度や先見性が認められ、彼の死後に回復されました。彼はその生涯において、先住民族同士の争いを終わらせる平和の使者として働いたのです。また、カナダ政府と誠意を持って交渉し、融和的なアプローチを打ち立てようと奔走しました。現在では、クリー族とカナダの人々のいずれもが、ひとしく彼の偉業を称えています。

固有ユニット: オキチタウ

「戦士」の意味を持ちますが、オキチタウは単なる戦闘員ではなく、クリー族の社会においてもっと重要な役割を果たします。有力者の息子である彼らは、部族が旅をする際には同胞を守り、定住している間は秩序を守りました。抜けがけする者がいないよう、バッファロー狩りを取り締まることも彼らの仕事でした。彼らは有能な斥候ともなり、初期の強力な偵察ユニットとなります。クリー族は熟練の戦士である彼らを、非常に勇敢で戦いに長けているとして、並の者より一段上の存在と考えました。実際、賢明で人望に富む者も多く、平時にせよ戦時にせよ、彼らは有能な指導者として大いに活躍したのです。彼らが無償のレベルアップを1つ持ってスタートするのはこのためです。

 

固有建造物: メクワップ

カバノキの樹皮で作ったメクワップは、クリー族の人々にとって長期滞在が可能な簡易宿泊施設のようなものでした。メクワップは大勢の人間を収容できます。クリー族は木を丁寧に組み、そうして作ったドームを樹皮で覆いました。最後に樹皮をつなぎ合わせれば、暖かく、悪天候に強い家の完成です。実際、メクワップの構造はじつに巧みで、雨漏りとは無縁でした。

 

持ち運ぶ事こそできないものの、メクワップは簡単に素早く組み立てることが可能でした。簡単に組み立てられることとそのデザインから、メクワップはクリーに初期のアドバンテージを与えます。ボーナス

指導者固有能力: 有利条件

パウンドメーカーは、周囲にいる全ての部族や政府に利益を与え、平和に暮らすことを目標にしています。全ての種類の同盟が視野を共有します。また、パウンドメーカーは交易路の設立により、食料とゴールドを得て直接利益を得られます。

文明固有能力: ニヒトウ

コミュニティによって、クリーには幾つかの呼び名があります。その中の1つがニヒトウ (森林クリー) です。彼らには毛皮交易の広範なネットワークがありました。クリーの民が探索すると、彼らは追加交易路を作り出し、近くにある未支配のタイルを手中に収めます。

 

2018年2月8日にリリースされる拡張パックシドマイヤーズ シヴィライゼーションVI 文明興亡』では、パウンドメーカーを含む9人の新指導者が登場します。

 

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